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リレー・エッセイ 第1回 拝見ツアーと山歩き

 大町市にもようやく遅い春がやってきました。低地では順番に咲く花が、ここでは本当に一度に開花する感じ。一年のうちでも最も華やぐ、大好きな季節の始まりです。

 thumb azemichi 640大町市の定住アドバイザーは全部で7名。市の職員ではありません。それぞれに仕事を持ち、生活の糧を得ています。市の定住促進係に定住希望の方からのお問合せがあると、相談内容に応じて、それぞれ得意分野を持つ定住促進アドバイザーが対応する仕組みになっています。ボランティアかと言えば、そうではなく、毎月手当を頂いております。アドバイザーのプロフィールは、こちらのページをご参照ください。

 市の職員でないことの利点は、歯にものが挟まったような言い方をしなくても良いことです。大町の利点と欠点、皆さん正直に語っているつもりです。大町市は自然環境は最高ですが、仕事や収入の面でのハンデは否定しようがありません。私たちもその点は十分に承知していますので、移住希望の方の覚悟や適正などの感触を探りつつ、対応するようにしています。

 アドバイザーの仕事で特に注力しているのが「大町暮らし拝見ツアー」です。良くある田舎暮らし体験ツアーなんですが、移住の先輩や地元住民、そして移住希望者同士、アドバイザー、市職員まで含めてできる限り多くの人と友達になってもらうことを主眼に置いています。そしてもう一つ大事にしているのが、リアルな大町暮らしを知ってもらうこと。

 結局の所、アドバイザーの僕ですら、ここ大町市が万人に合致するとは思っていないのです。それどころか移住先としては辺境の地でハードかも知れません。ですから、自らの意思で「大町でなければ!」と言う方でないと、定着するのは大変だと思っています。そこで、何度も来てもらって、知り合いを増やし、豊かな自然環境のなか楽しい時間をたくさん過ごしてもらい、大町市と抜き差しならない関係になってから移住してもらうと言うくらいに丁寧に迎えたいのです。

kuwanomine ただ、既に決心のついている方は別ですよ。少しでも早く移住して、できる限り長く、一緒にハッピーな日々を過ごしましょう。

 大町市を深く知るのに最適な「大町暮らし拝見ツアー」の今年度初回の予定が決まりました。昨年参加の方からも2家族がこの春、めでたく移住を果たされました。ぜひ、一緒に移住の夢を語りましょう。

 僕は小学校の頃から「ふるさと」に憧れをもち、自分のイメージに合う故郷を探して、探して、大町市に辿り着いたので、ここの生活は本当に幸せです。具体的に「何が…」について詳しくは、次回に譲りたいと思います。

 最後になりますが、大町市HPにある「IUターン・起業・コミュニティービジネス・ソーシャルビジネス」では、大町市で頑張る方を紹介しています。先輩移住者も多数含まれておりますので、きっと参考になると思います。ぜひご覧ください。

(大町市定住促進アドバイザー:竹花 聡)

こっちに来てから山登りに目覚めました! いつも見上げている北アルプスの山頂から見る景色は想像を越えるほど素晴らしいものでした。(下の画像はギャラリーになっています。クリックすると拡大して、続きを見る事ができます)