fbpx

タグによる記事を表示: 空き家

信大・東大・大町市共同研究「大町わがまち案内人」

Vol.2 甘味とまち歩き、時々お酒

 

開催日:11月16日(土)11:00~13:00

参加人数:6名

【案内人】小松 令子さん(仁科町住人・元大町市観光協会専務理事)

大町のまちなかには、明治時代創業のお店など、お菓子屋さんが多いのです。

大町のおいしいお水を使ったお菓子屋さん巡りや地ビールなどを味見するおいしいまち歩き!

 


本日は商店街のイベントもあり、賑やかなまちなかを歩きながら

最初に向かったのは「喜久龍」。

明治37年に池田町に創業し、2代目が昭和25年に支店として「御菓子司 喜久龍」を開店しました。

昔から愛されている和菓子をはじめ、若者向けの生どらも。

IMG 0730 IMG 0734

喜久龍を出て、商店街を北上しながら「いーずら大町特産館」へ。

お店の前で”女清水”を入手し、店内に入ります。商店街の東側は居谷里が水源の”女清水”です。

いーずら特産館には地酒やお菓子など、大町の地場産品が勢ぞろい。

三蔵の地酒を試飲させてもらいました。

IMG 0739 IMG 0746

 次に向かったのは大町のお菓子屋の発祥とされる「立田屋(りゅうだや)」。

なんと明治3年の創業です。いーずら特産館の南にある立田屋(屋号マルキ)はのれん分けだそうです。

創業時は和菓子屋でしたが、時代の流れに伴い洋菓子に。素材にこだわったお菓子が並んでいます。

おすすめは、県下でも数件しか扱っていない生クリームを使ったプレミアムショートケーキ。

IMG 0751

続いては「わちがい」へ。

北アルプスの湧き水”男清水”を入れてから店内へ。

こちらでこれまでのお店のお菓子をいただきます。

わちがい”男清水ゼリー”(左) 中に赤く見えるのは「レッドパール」という品種のりんごジャムです。

立田屋”ドーナツ”(右上)←こちらは今回のえびす講と2月のあめ市の時に店頭で実演販売されています。

喜久龍”唐芋団子”’(右下) さつまいもともち米を一緒につき、粒あんを包み、きな粉をまぶしたお団子。

男清水、女清水の飲み比べも。味が違うのでみなさんも試してみてください。

IMG 0759 IMG 0761

最後は今年7月にオープンした「北アルプスブルワリー」に。

大町のおいしい水で醸造したビール楽しめます。

醸造所見学と試飲をさせていただきました。

IMG 0767 IMG 0772

今回はとてもおいしいまち歩きでした。

大町市街地にはおいしいものがたくさんあります。

まちなかをゆっくり歩きながらの食べ歩きもたまにはいいかもしれませんね。

 

==お問い合わせ===========================

大町市役所まちづくり交流課定住促進係

TEL :0261−21−1210(直通)

MAIL:

 ====================================

企画:信濃大町まち守舎 

rogo

信大・東大・大町市共同研究「大町わがまち案内人」

Vol.1 町屋と塩の道を巡って

 

開催日:11月15日(金)10:00~12:00

参加人数:8名

【案内人】渡邉 充子さん(株式会社創舎わちがい代表取締役)

大町市内に残された「町屋造り」の建造物・・・。塩の道「千国街道」の宿駅として栄えた

大町の建物を巡ります。

 


天気は快晴。絶好のまち歩き日和となりました。

スタートは今月プレオープンした「.BASE OMACHI」。

空き家の学校の教室としても利用させていただいてます。

ここは貸しスペースとして、どなたでも、様々な用途で使用できます。

IMG 0702 IMG 0658

まず最初に訪れたのは、古くから塩問屋や醸造業を営み、

塩の流通を担った旧平林家の建物「塩の道ちょうじや」。

母屋は明治23年に建てられました。前年の明治22年に八日町で大火があったことから、

火事になりにくいよう、天井を高くしたり、土壁を用いたりと工夫がなされています。

IMG 0662 IMG 0675

奥には江戸~明治の頃に建てられた蔵が。(文庫蔵、漬物蔵、塩蔵)

そのうち塩蔵には大変貴重な、保管した塩からにじみ出る「にがり」を溜める

「にがりだめ」の仕組みが当時のまま残っています。

 これらの母屋と3蔵は国の有形文化財に登録されました。

IMG 0669 IMG 0673

商店街を歩きながら次に向かったのは「市野屋商店」。

慶応元年(1865年)創業と伝えられる老舗の酒蔵。

屋内の一般公開はされていませんが、外からは「なまこ壁」や「うだつ」など、

町屋造りの美しさが見られます。

北側には坪庭も。庭は古くからパワースポットとされており、

庭には長寿を表す”松”やお金持ちになると言われる”もちの木”が植えられています。

IMG 0680 IMG 0682

そして向かい側、豪商であった伊藤家の母屋と麻倉へ。

母屋の庵寓舎は現在改装中。これから活用の仕方を考えていきます。

麻倉は旧美麻村で昔から広く栽培されていた麻を貯蔵していた明治時代中期の倉。

現在はアーティストのギャラリーや活動拠点として活用されています。

IMG 0687 IMG 0690

そして最後は「わちがい」へ。

代々、大庄屋を務めた「栗林家」の居宅。「わちがい」とは栗林家の屋号です。

現在はレストランとして、明治時代からの造りをそのまま残しています。

IMG 0697 IMG 0701

信州大学の先生方の調査によると、大町市街地には国の文化財に登録できる建物が

約70もあるそうです。

大町をゆっくり歩いてみると、普段は見えないところにも歴史が隠れています。

そのまま残していくもの、新しくして活用していくものを共存させながら、

大町市の歴史的価値を受け継いでいくことが大切だと感じたまち歩きでした。

 

==お問い合わせ===========================

大町市役所まちづくり交流課定住促進係

TEL :0261−21−1210(直通)

MAIL:

 ====================================

企画:信濃大町まち守舎 

rogo

2 / 2 ページ