転職先は大自然! アウトドアライフを満喫

フットワークの軽さを生かして 大自然で働く暮らしへ

本田香さんは名古屋生まれ、東京世田谷育ち。専門学校を卒業後、医療機関や広告代理店で働いていたが、2020年単身で大町市にやってきた。なぜ生粋の都会っ子が大町へ?
「終電まで仕事する生活を送っていたのですが、20代後半になりやりたいことをやろう!と思い立ち、会社を辞めました。趣味がアウトドア・スポーツなので自然のあるところに行きたいと思っていました。そんなとき当時一緒に仕事をしていた友人から紹介してもらったのが、爺ガ岳スキー場の工事や運営のお仕事だったんです。
夏はほとんどスキー場のセンターハウスの2階で寝泊まりしてました(笑)。事務作業したり、施設の床を張ったり、重機を動かして土木作業をしたり(!)、合宿みたいで楽しかったですよ」
都会っ子だがスキー場で寝泊まりできるぐらい、適応力があるようだ。

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移住者との繋がりで 大町に住むことに

”大町市”については「白馬には中学生の頃から遊びに来ていたので、名前は知ってはいました。まさか自分が将来住むとは思いませんでしたが(笑)」
単身女性が仕事と住まいを地方に移すのに、ハードルは高くなかったのだろうか。「ずっと実家住まいでしたが、親は私の考えを尊重してくれました。今一緒に仕事をしている仲間は同年代で、移住者も多いのでいろいろ手助けしてくれるし、不安はそんなにありませんでしたね」。生活していて分からないことがあっても、すぐに教えてくれる人が近くにいるのは頼もしいだろう。

住んでみたらアトピーや花粉症が改善⁈

本田さんが大町に来て一番びっくりしたことは、水のおいしさだという。「水道水がおいしくてミネラルウォーターを買わなくてもいいのがうれしいです。肌触りも全然違って、顔洗ってもピリピリしないんです! アトピー体質だったのですが、こっちに来て生活のリズムが整ったのもあり肌質が良くなりました」。大町の水は超軟水なので肌への刺激が少なく、本田さんにとってはうれしい変化だろう。
水道水以外に東京との違いはあるだろうか。「東京の夏はベタベタしてるけど、大町はカラッとしててほんと気持ちいいですね。空気が良いのか、都内で生活してるときより花粉症が軽くなりました。でも冬はびっくりするくらい寒いですね。水道管が破裂しないように、水をポタポタ出すなんて考えもしなかったです。食材や飲料水を部屋に置いておくと凍るから、冷蔵庫に入れる(笑)というのも驚きですね」

居心地の良いコミュニティを見つけた

職場の仲間の紹介で、北アルプスが良く見える一戸建てを借りることができた。「昔お店だったみたいですが、店舗スペースに荷物をたくさん置けるのがいいですね。内装を変えてもいいと大家さんに言われているので、これから少しずつ改装していきたいです」
「県道沿いなので静かすぎることもなく、職場も近い。私のストレス解消法は買い物なんですが、大町は意外とスーパーマーケットやホームセンターがあって楽しいですね」
移住生活をスムーズにするコツを伺うと「一緒に助け合える友人を探すことかな。ここで暮らしていく知恵もそういう人が教えてくれるから。私はフットワークが軽くてあまり考えすぎないから(笑)、うまくいったのかな」
インターネットの検索では分からない居心地の良いコミュニティを見つけるヒントは、人懐っこい笑顔に隠されているようだ。

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(取材:2020年12月)

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PROFILE

本田 香さん

1987年生まれ、東京都世田谷区出身。都内広告代理店勤務後、単身大町市へ。
現在は爺ガ岳スキー場や株式会社フリーフロートの仕事に携わる。
趣味はバレエ、パラグライダー、クライミング、ウィンタースポーツなど。