移住してまず感じることは、それぞれの季節感のちがい。この春は、雪が解けてだんだん薄い緑が日に日に濃い緑になってゆく。花もまだ雪が残っているころ、ふきのとうやフクジュソウから始まって、 カタクリ、遅い春の山桜へと移り変わってゆく。
この時期は大忙し。こごみやタラの芽など山菜を取り始めるころ、畑ではネギやジャガイモなどを植え始め、そして田植えの準備。春は大忙し。この時期、消防団でもやっていたら山火事で呼び出される時もあったり。。。
そして私の家の前では、遅く5月の終わりに樹齢700年とも1000年ともいわれる伝説の大木「しずかの桜」が人知れず咲く。 その後、山では山つつじ、山藤、そしてアカシアと花が変わってゆく。。
また春は4月から開通する立山アルペンルートの雪の大谷を見ようと近年は国際的になって欧米だけでなく中国、タイなどからも大勢やってきて、先日も信濃大町へ向かう大糸線の中で台湾からやってきた親子と会話を楽しんだ。 6月国際交流で姉妹都市アメリカのメンドシーノから訪問の子供たちや引率の大人たちがホームステイに美麻地区にやってくるが、それに合わせて市内では芸術家の交流として、アート交流として展示やイベントが行われる。それが終われば大町はいよいよ夏に向かう。
(大町市定住促進アドバイザー:前川 浩一)