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リレー・エッセイ 第4回 日記

日 記

7月18日(土)

 thumb tachi001草刈り後の我家の田んぼ台風の影響で午前中は雨。野良仕事も出来ないので週末のからだ休めにダラダラと時間を過ごす。昼前に雨が上がる。午後からは田んぼの畦草刈り。カミさんの刈払い機(草刈り機)は今年新調したばかり。疲れたとすぐに音を上げるのでメーカー最軽量と謳われた機種を購入。気に入ってもらえたのでいっしょに作業すること2時間半。田んぼの畦はどなたに見られても良いようにきれいになりました。脱穀して新米にありつけるまであと2か月半。

7月19日(日)

thumb tachi002畑のモロコシネット、ブルーシートと防獣ネットの組み合わせ 今日も朝5時半から草刈り。場所は田んぼの用水路。水利組合の当番で私を含め4人で全長1キロメートルくらいを2時間ちょっと。ブヨ(ブユ)がまとわり着いて来たので防虫ネットを被って防御。こいつに食われると痒さは半端ない。

 家に帰って朝ご飯の後は畑に出る。昨日とは打って変わって照りつける太陽のもと、モロコシのネット張り。何事かって?それは人間様が食べるため。これを怠ると作ったモロコシは私の口に入ることなく、確実に野生の胃袋を満たすことになる。作業が終わりを迎える頃、公民館のスピーカーから流れ出るお昼のチャイムが鳴り響く。ご飯の後は最も暑い時間帯。昼寝で過ごすに限る。湿気が少ないので気温は高くても日陰に入れば心地よい空気に包まれる。快適云々。

 カミさんがガタガタと動き始めた音で覚める。昨日煮ておいてくれたブルーベリージャムを保存処理。再度煮詰めて煮沸消毒したビンに詰め脱気処理。収穫物を近所の方々に結構もらって頂いていたにも関わらず360グラム瓶が全部で8個。しばらくは紫色に染まった食パンが朝の食卓を彩ることだろう。

thumb tachi003夕暮れ進む山々と人工物の造形? 夕方、まだ明るさが残る時間帯。風呂上り、庭に面したデッキから眺める空。真ん中に居座る電柱、そして複雑に交差する電線。目障りか?これもまた景色の一部か? 週末、刻一刻と闇が近づいてくるこの時間をつまみに、一杯引っかけるのが今一番の私のお気に入り。

7月20日(月)

 昨日、梅雨が明けた。これからが夏本番。今日は祝日だが仕事に出る。さすがに日中の気温は30度を超えていたか。クーラーの着いていない事務所は蒸し風呂状態。

 そして、只今午後9時38分。窓から虫の声と共に涼しい風が入って来る。室温は28度。湿度が低いせいか不快な感じは無い。


 これはいつもの何でもない私の行動の一部。でも、この何でもない感が私は嬉しい。はたまた何でもないことが、何とはなしに過ぎていくからこそ豊かな時間に感じられるのか。そんな生活空間にみなさんもいつか巡り会えることを。

(大町市定住促進アドバイザー:立花康一)