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リレー・エッセイ 第10回 秋冬の食生活&車の運転を始めた話

※写真はクリックすると拡大されます。

◎秋冬の食生活

秋、美麻に引っ越してはじめてのお米の収穫。手伝ってくれた友人たち、そして米作りを指導してくれた定住アドバイザー仲間の山本さんに感謝、感謝の豊作でした。幸せ!

冬を迎える前にもっともっと準備したかった保存食。それでも、雪の降る前に作っておいた切り干しなどの乾燥食材、こぼれ種から実りに実った100ほどのかぼちゃ、豆類から果てはサツマイモのつるなどのおかげで、山暮らし初心者なりに冬の食卓を楽しんでいます。

◎雪の世界

スキー場のオープンが危ぶまれるほどだった今冬。ようやく一月の中盤過ぎてたっぷりと降り、我が家の周りも一夜にして銀色の完璧な冬となりました。出番がないかと思われた中古購入の除雪機も、以後夫の相棒となり大活躍しています。

ここからは樹木が生い茂って見えにくかった夏の北アルプス。冬になると、落葉した木の上に白くその姿を見せてくれることがわかりました。この景色を見ながら雪かきしていると、あんまり疲れないような気がしたりします。見とれて休みが多いせいかもしれませんが。

◎冬も改修

ただ今、野のものや田畑のものを加工したりみんなで集まる場所を作ろうと、ひとつの建物を改修しています。建物は築120年以上といわれる古民家。プロの方にお願いする一方で、できるところは自分たちで作業を進めています。写真は二階の旧蚕部屋。一通り掃除するのも丸二日かかりました。今ではこんなに黒いけれど、120年前の当時はどんな色だったのでしょうね。

◎運転―人生における劇的変化

冬を目前に人生の大きな変化がありました。免許を取ったきり時が過ぎること四半世紀、ついに車を運転するようになったのです。

バックでの車庫入れは春以降の課題といった腕前です。それでも、拾われる一方だった私が歩いている友人を拾ったりするのはなかなか嬉しいことであり、また、中心街へのアクセスが不便なところに引越したのに、私としてはアクセスが数段に良くなるというなんともハッピー&ラッキーな現象が起こっているわけでして。マイナス10℃のときだって凍えないで移動できる。車ってすごい!一生運転しないだろうと思った時もあった私にとっては、大きな変化です。
運転するようになって気がついた大町の事情。

  1. たとえバックで車庫入れできなくても大丈夫、前から入って前から出られるくらい大町の駐車場はたいてい広い。
  2. 除雪の技術が高い。主要道路はアスファルトが見えるほど掻いてある。
  3. 初心者の運転練習に相応しいコースに恵まれている。(交通量や歩行者が少なくアップダウンやカーブの多い道路がある。また行事がなければほとんど車が停まっていない広い駐車場は恰好の自主練スペース)

移住した暁には運転を始めようかなと考えているみなさん。大町は、運転初心者にとても向いているまちだと思います。ともにいっぱい運転して練習して、大町暮らしを楽しみたいですね。

残りわずかとなった大町の冬。今週末は親子でスキーに行ってきまーす!