12月を迎えました。
農家としてのお仕事は11月でほぼ終わりました。6月下旬のブルーベリーから始まった収穫作業、りんごは8月下旬の「つがる」が最初の収穫、そしてメインの「サンふじ」は11月上旬から始まってなんとか11月中に収穫が完了となりました。
全国で第2位の生産量を誇る信州のりんご、そもそも寒い地方で生産される果実ですが、信州の中でも夏でも涼しくそして寒暖差の大きい大町は、とても美味しいりんごが生産されています。
大町よりも南に位置するエリアにも有名なりんごの産地はあります。が、同じ品種で食べ比べても味が違います。特に食味に差がでています。暖かいエリアで生産されたりんごは大きい玉が多いのですが食味が柔らかめ、大町のりんごは大きくなりにくいのですが、身の引き締まったパリンとしたりんごが生産されています。
そんな美味しいりんごが生産されている大町市、住民の皆さんも生産者の方々もその事実をもっと誇りに思っていただいて良いと思っています。皆で大町産のりんごをPRしましょう!!
りんご農家としての仕事が一段落した12月は、いよいよスキーシーズンとなります。15-16シーズンからアシスタントインストラクターとして大北エリア、大町市の隣村にあるエイブル白馬五竜で仕事を始め、今シーズンで4年目を迎えました。小谷村から大町市は国内でも有数のスキーエリアで、最近は海外からのお客様も相当数来場されています。
近年は日本人のスキー人口が低迷し、海外からのお客様には本当にありがたいと思っています。冬季の主たる経済基盤であるスキー場が寂れてしまうと、そこで働いている多くの方が生活していくことが困難になってしまいます。
今シーズンは平年と比較して降雪量が少ないようです。日々の生活では積雪が少ない方が楽ではありますが、スキー場の運営や新年度のりんごの成長を考えると、平年並みの降雪と気温に期待したいところです。
結果的ではありますが、この大北エリアの基幹産業である農業と観光に関われてる事は、少しは地元に貢献できているのかなと思っております。
皆様、四季折々に美しい表情を見せてくれる大町市に是非お越しください。
塙慎一(大町市定住促進アドバイザー)