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リレー・エッセイ 第33回 八坂くらしの日常

こんにちは。前回は薪のある暮らしの話をしました。今回は日常のことを色々と記してみたいと思います。

これを書いている今は、我が家の庭の桃の花が咲いています。娘は春から新学期で、小学2年生になりました。

新入生の時は、6人いるクラスの中で一人だけ別の保育園で、打ち解けるのに時間がかかりました。しかし今は、新学年をとても楽しみにしています。山村留学で、同じ地域にステイに来た子とも、すぐに仲良くなったようです。八坂小学校は、全校で50人弱と少ないですが、先生や友達一人一人と関係を深めることができるので、シャイなうちの娘には良い環境だと感じています。

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▶︎4月9日

シクラメンのつぼみがでました。去年に引き続きかわいい花が見られそうです。

埼玉にいた頃は、シクラメンを買っても夏の暑さで株が腐り、毎年買いなおしていました。それが八坂に来てからは、適当に世話していても毎年花を咲かせてくれるのです。一方で、ガジュマルなどの観葉植物も、簡易的な温室で冬越しができ、植物を育てるのには良い環境なのかなと思っています。

しかし、この時期に頑張って咲いた庭のお花は、子どもたちにどんどん摘み取られてしまいます。おままごとで、何かのスープになったり、炒め物になったり。タンポポなどの野の花に混ざり、ムスカリやスイセンも使われてしまいます。でも、花壇の花はほっといても増えるし、子どもたちも楽しそうなので、あまり言わないようにしています。

▶︎4月13日

この土日に、先週クローズした鹿島槍スキー場が、延長オープンします。今年もシーズンパスを買って、滑り倒すつもりでした。しかし、正月に”一人”で滑走中に、スピード出すぎで転倒し、首を強打、信大病院(松本市)に緊急搬送。頸髄損傷でした。幸い後遺症はありませんでしたが、先月まで自宅療養だったので、子どもたちを滑らせてあげる事ができず心残りでした。

これがラストチャンスだと思い立ち、上2人を連れて行きました。スキー場はまだまだ雪があり、北斜面の雪質の良いコースがオープン中。

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しかし、子ども達はリフト一本だけ滑ると、すぐに「お腹すいた」とリタイヤ、車に戻りカップ麺を食べると「もう滑りたくない」。(え、なんで!?父ちゃんがっかりだよ。)

なんとか説得すると、上の娘は滑るというので、下の子に「テレビ見ながら車で待ってて」と言うと「一人じゃヤダっ!!」そりゃそうだよね。

「そうかぁ、じゃあ父ちゃん滑ってくるから二人で待ってて」(嬉しそう)と言うと、上の娘が「父ちゃん、またケガするからダメだよ!!」と、一喝されました。・・・ありがとう、こんな父ちゃんでごめんね。

▶︎4月27日

燻製機を改造しました。今までは、鹿の足やサケ1尾を燻製出来るようにと、大きいサイズで、重く、効率が悪く、結局使わずじまいでした。なので、今回は少しコンパクトにしてみました。重量は軽く持ち運びができますが、細長いので小柄なサケ1尾だったら、まるまるスモークできるようになっています。

早速チーズ・ゆで卵・ソーセージと、鯖をスモークしてみました。(鯖を燻製にすると、ほど良く臭みが抑えられ、旨味が増してとても美味しいのです)

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チップはクルミ。これは仕事で安曇野のお宅の木をししょう支障ぼく木ばっさい伐採した時に出た切れ端です。これを細かく刻んで、炭火に放り込みます。炭は以前、ドラム缶炭焼き機を試作した時に作った残りです。燻製機本体も貰い物の板で作ったので、食材以外はほとんどお金がかかっていません。

いぶし始めて約1時間、出来ました。スモーク色の食材を食卓に並べます。奥さんと子どもは興味津々、心の中では「どうだ、父ちゃんすごいだろ!」と自慢気でした。

しかし、食べ始めると、子どもたちが燻製を食べません。ソーセージもチーズも普段は大好きなのに、燻製したものは一口かじって残す。(え、なんで・・・父ちゃんがっかりだよ。)

奥さんが一言「チーズはいいけど、他は燻製じゃなくても良いんじゃないの?」結局一人で全部食べることに。

後で知ったのですが、クルミの燻製は渋みが強いそうです。さらに樹皮の部分を丁寧に取り除かないとエグみが増し、食べづらいそうです。後日、コナラの材(これは薪で積んでいたもの)を皮を剥ぎ燻製すると、子どもたちも食べてくれました。私のまわりには、「スモーカー」が沢山いるのですが、それぞれやり方が少しずつ違い、情報交換ができて楽しいです。次は材木の上に食材を乗せて温める「ウッドプランク」に挑戦してみようと思います。

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今回は、日々の色々を記してみました。こんな風に、失敗しながらも工夫して楽しんで暮らしています。忙しいですが、変に焦ることはなく、充実した毎日です。自然に近い暮らしに、興味を持っていただければ嬉しいです。