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第57回 夏至の色々

ご無沙汰しております。自宅は山の中、仕事も山の中の川面です。
今回は、この時期の植物の事や、子どもの外遊びなどについて書きたいと思います。

梅雨に入り、雨の日が多くなりました。今年は、雷もよく鳴るなあという印象です。こんな天気ですから、なかなか外に行く気にならないのですが、思い切って畑に出てみると、植物たちは雨にも負けず元気です。

数年前に買った「桑の木」が、たわわに実を付けています。英語でマルベリーですが、そう言うとなんかおしゃれですね。信州は、養蚕が盛んだったようで今も畑の脇などに桑の木が生えています。そういう木の実は小さく色も悪く食べる気になりませんが、栽培したものは甘い実を沢山付けます。しかも、桑の木はびっくりするほど丈夫で、寒さに強く、土も日照も選びません。自生しているものを草刈りの度に根元から刈っていますが、毎年復活するほどです。丈夫で、おいしい実がたくさん採れるので、家庭菜園にピッタリ。ただし、採った実は日持ちがしないので、ジャムや冷凍にすると良いと思います。我が家では、子どもたちが熟すのを待たずにパクパクと食べてしまいますが。

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マルベリー、色づく前に子どもが食べてしまいます。

雨上がりに山道を歩いていると、大きな葉を放射状につけた朴の木が生えています。芳香のある花の時期は過ぎてしまいましたが、大きな葉っぱで色々遊べます。

まず、柄を折って放射状の葉っぱの付け根をクルっと回すとプロペラのような部分だけスポっと抜けます。それをひっくり返して柄に刺しなおし、すべての葉の片側だけちぎり取ると風車ができます。「昔はこんな遊びしかなかったんだ」と言いながら、近所のおじちゃんが教えてくれましたが、目からウロコだったし、子どもたちも喜んでいました。

それから、大きな朴葉でくるんだごはんをしっかり蒸しあげると、香りのいい朴葉寿司ができます。殺菌効果でお弁当にも最適だし、おいしくて子どもたちも沢山食べていました。

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朴葉寿司は、意外にも子どもに人気でした。

梅雨が明けると、いよいよアウトドアのシーズンです。我が家では毎年、大町市の湖のほとりでキャンプをしますが、時々庭にテントを張る時もあります。周りが山なので、夜の静けさや星空、朝日や鳥の声など、キャンプの醍醐味を味わえます。食事はもちろん火を焚いて作ります。お風呂もあるし忘れ物もすぐに取りに行けるし最高です。知り合いに、「テントで寝れば、嫁さんにバレずにお酒もカップ麺も食べ放題だし、子どもは遅くまでゲームできて、最高」と言って、夏休み中、庭にテントを張っているツワモノがいました。

雨の続く日には、部屋の中で寝袋を使うだけでも子どもたちは喜びますね。

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仁科三湖の一つ木崎湖、毎年キャンプと水遊びをします。

今回は、初夏の味覚と外遊びについてでした。最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。