お盆を過ぎてもなかなか気温が下がらないなあと思っていたら、気が付くと木々は紅葉し、早朝に玄関を出ると霜が降りていました。
今年の冬も雪が多いそうで、我が家ではすでにスキー場のリフト券を親子で買い、楽しみにしています。
大町市八坂の生活は相変わらず忙しく楽しい毎日で、今月末に地区の道路の落ち葉掃除と年始祭の準備とお祭りをして、今年の地区活動は終了です。
今年初めて持ち回りの集落の会長と会計をやっていますが、今回は地区活動の話をさせていただきたいと思います。
私の住む集落には13戸あり、同じような集落いくつかで自治振興会というものを作っています。大町市八坂(旧八坂村)には自治振興会が6つあります。
集落では月に1度集会を行い、地域の困りごとや地区活動について話し合い、市や自治振興会からの連絡事項の共有や情報交換をします。
草刈りの様子
地区の活動は主に、年4回の道路の草刈りや落ち葉掃除と、春と秋と年始のお祭りと数回の小祭り、それから自治振興会のイベントなどです。基本的には全員参加しますが、予定が合わず参加できない人もいます。また、月に1回の集会に集まる人は全体の半分くらいです。
ただし、会長や神社関係の氏子になると、基本的には参加です。プライベートや仕事と被るとそっちのスケジュールを調整します。
それから、集落の会計に関しては、銀行の営業時間内に行くため、仕事を中抜けする時があります。ネットバンクがいいなと考えますが、皆が使えないとダメなので難しいです。子育て世代には週末がつぶれるのは辛いものがありますし、集落の戸数が少なくなれば持ち回りの回転も早くなります。
皆の得意分野が発揮されます
ここまで、地区活動について具体的に述べましたが、大変そうだなと思われるかもしれません。実際にはやり方が随時見直され、省力化されていったり、道路清掃についても改善要望が出せたりと、マンパワーが少ない分個人の主張が取り上げられやすい部分もあり、移住者が客観的な目線で提案すれば、やり易くなっていくと思います。また、お祭りなどのイベントは子どもが楽しい物が多かったりします。
なにより、地域のつながり・助け合いが地震など災害時にとても重要になることは、移住前の東北で体験しています(東日本大震災・岩手宮城内陸地震)。
なので、それらを全部ひっくるめて田舎暮らしを忙しくも楽しみたいと思います。実際にやってみるとそれほど負担はないです。
きれいになった道路
今回のリレーエッセイでは、移住を検討されている方に向けて、私の住む地域の地区活動の情報をお伝えしてみました。自治会の様子は場所によって変わりますので、ご参考になればと思います。質問等ありましたら、大町市役所経由で川面までご連絡ください。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
川面 優(大町市定住促進アドバイザー)