今年は6人の山村留学生を迎えました
これまでずっと4人の山村留学生を引き受けてきましたが、今年は6人の女の子たちと生活をしています。娘を含めれば、7人。我が家の名字が「やぎ」であることにちなんで娘のことを「こやぎ」と呼んできたのですが、せっかく7人になったので「7ひきのこやぎ」とちょっぴり可愛く呼ぶこともあります。
「女3人寄ればかしましい」と言いますが、7人はその2倍プラス1です。このかしましさを一言で言えば、「昼休み」のよう。職場の昼休みではありません。「学校の昼休み」です。延々と大声で歌う子もいれば、突然踊る子もあり、ピアノを弾く子もあり、そんな中で淡々と本を読む子もいます。これが寝る直前まで続きます。長い昼休みです・・。確かに騒々しさは我が家史上最高ですが、7人揃えば、もちろんそれだけではありません。
タンポポだらけとはいえ、摘んだ数、1500個
例えば、いつも春に作るタンポポシロップですが、「500個摘んでね」という私のオーダーに、集めたタンポポ1500個。砂糖が足らず、かといってせっかく集めたものを捨てるのも忍びなく、急いで砂糖を買い出しに車を走らせました。
タンポポだらけとはいえ、摘んだ数、1500個
夕飯時の連携もなかなかのものです。
PTAの集まりなどで私が夕飯時に留守になるときに、すでに帰宅している小学生4人に夕食の最後の仕上げなどを中学生と一緒にやってもらうつもりで伝言していくのですが、後々聞けば、中学生が帰ってくると小学生だけで食卓の準備を整えているとのこと。中学生はお風呂から上がるとすぐにご飯が食べられるのです。こうなると中学生3人は、会社から帰ってきたお父さんみたいなものです。風呂上がりにすぐにご飯だなんて。とはいえ、中学生チーム3人も短い時間でリレーするようにお風呂に入り、小学生チームを待たせることもないのです。
騒がしくも効率よく動くことをみんなで楽しんでいる様に、これまでの人数より7人の方が楽かも?と思ったのは1度や2度ではありません。たいていのことは、年長の子や2年以上経験のある子たちのさりげないリードもあって、私が考える方法よりももっと自分たちがやりやすい方法でうまくやってくれるのです。
お風呂のことでもう一つ言えば、5人で入っていた時より、7人で入る方がかかる時間が短いのです。効率よく動くことを楽しんでいる7人とはいえ、人数が増えているにも関わらずかかる時間が短くなるというのは、一体全体どんな工夫をしているのか… 知るのが怖い気もしますが、何か秘訣があれば、ぜひ今後やってくる後輩たちに伝授してもらいたいものです。
メンドシーノ出発当日。お揃いのパーカーを着て。
そして、5月中盤。新型コロナで中断していたカリフォルニア州メンドシーノとの交流事業が再開、3年待ったメンドシーノ訪問が叶いました。我が家からは娘を含めた中学生3人が渡米しました。
行く前の旅支度たるや、山村留学生にとっては、農家入りするのもセンター入りするのもアメリカに行くのも同じのよう。私に声がかかったのは、「母さん、ジップロックください」、の一回だけ。ささっと自分のパッキングをし、次にはパンパンに膨らんだ娘のリュックを見て、なんとかしてやるわ、と手を貸してくれました。リュックの両端のファスナーをシャっと広げて容積を広げ(ファスナーで容積を調整できるのを知りませんでした…)、衣類をくるくるっと小さく丸めて収納し直し、あっという間にもう半分荷物が入れられるほどのスペースを確保。お見事!さすがはセンター入りと農家入りと合わせて年間で20回超のパッキングをしている山村留学生です。
みんなでもち米の種まき
そして、5月中盤。新型コロナで中断していたカリフォルニア州メンドシーノとの交流事業が再開、3年待ったメンドシーノ訪問が叶いました。我が家からは娘を含めた中学生3人が渡米しました。
行く前の旅支度たるや、山村留学生にとっては、農家入りするのもセンター入りするのもアメリカに行くのも同じのよう。私に声がかかったのは、「母さん、ジップロックください」、の一回だけ。ささっと自分のパッキングをし、次にはパンパンに膨らんだ娘のリュックを見て、なんとかしてやるわ、と手を貸してくれました。リュックの両端のファスナーをシャっと広げて容積を広げ(ファスナーで容積を調整できるのを知りませんでした…)、衣類をくるくるっと小さく丸めて収納し直し、あっという間にもう半分荷物が入れられるほどのスペースを確保。お見事!さすがはセンター入りと農家入りと合わせて年間で20回超のパッキングをしている山村留学生です。
「騒々しいけど」、という枕詞は外せませんが(なのに今回の写真からその騒々しさはまるで伝わっていませんが)、とにもかくにも6人娘を迎えての生活は滑り出し順調。どうかこの一年も、みんな楽しく元気に過ごせますように!