~コミュニティ・スクール先進地から~

私は定住促進アドバイザーの前川です。私は平成25年より美麻小中学校の地域学校協働コーディネーターとして学校運営や授業づくりに関わっています。コミュニティ・スクールは地域が学校運営に主体的に、様々な学校課題を解決するために多くのボランティアが授業や環境整備、安全対策などに関わります。
今回は、地域課題である空き家、古民家の問題に取り組んでいる9年生の紹介をさせていただきます。美麻小中学校の9年生は5名で、最も人数が少ない学年となっています。彼らは総合的な学習で、8年生になった時より空き家や古民家について調査しながら学んできました。
そして今年度は地域の方、企業の方、地域づくりの団体、市役所の移住定住促進係と協働連携して、古民家見学ツアーを令和7年10月11日(土)に企画しました。詳しくは参加者募集チラシをご覧ください。
ここでは9年生の大木天愛(あまな)さんが美麻の魅力について書いてくれましたので紹介します。

写真①
春は残雪と美しい花々、夏は深緑の木々、秋は紅葉と金色に輝く稲穂、冬は白銀の世界。大自然の中だからこそ、田舎だからこそ見られる、美しい景色がたくさんあります。
私は、兄の小学校入学に合わせて美麻に引っ越してきました。4歳の頃でした。引っ越してきたのは冬で、見たこともないくらい雪が積もっていて、とてもウキウキしたのを覚えています。でも、とにかく寒くて大変でした。雪が好きだった私は、小学生のころ、よく兄と暗くなるまで雪遊びをしました。雪がまた降り始めても、夢中で遊んでいたのを覚えています。
母に「さすがにもう暗いし、雪も降ってきたからやめなさい」と言われ、渋々やめたことも思い出です。今ではもう兄と雪遊びをすることはなくなりましたが、学校の帰り道に近所の小学生と雪合戦をしながら帰ったりしています。美麻は雪解けが遅く、桜が咲くのもおおよそ4月の下旬ごろです。山のふもとの桜が散っていても、美麻では桜が咲いていることがあり、なんだか得をした気分になります。また、山の中にもぽつりぽつりと野生の桜が咲いていて、木々の緑と桜色のコントラストがとてもきれいです。

写真②
春から夏への変わり目には、葉の色が春の明るい緑から夏の濃い緑へと変わっていく様子を間近で見ることができます。普段は意識しないような自然の力を感じることができ、気づきが多い季節です。夏には窓を全開にすれば、心地よい風が通り抜けて、とても爽やかな気分になります。
美麻は標高が高く、大町市内よりも涼しいため、扇風機やうちわだけでも比較的快適に過ごせます。私はエアコンがあまり好きではないので、こうした自然の風のほうがむしろ気持ちよく感じます。

写真③
また、私は泳ぐことも大好きなので、夏になるとよく近くの青木湖や木崎湖に行きます。水はひんやりしていて、魚も泳いでいます。SUP(サップ)などに乗って湖の真ん中で仰向けになると、車の音もほとんど聞こえず、太陽の暖かさと湖の冷たさが心地よくて、とても眠くなります。
秋は紅葉がとても美しいです。そば畑には一面に白い花が咲き、紅葉の赤とのコントラストが見事です。また、金色に輝く稲が風に揺れている光景は神々しさすら感じられます。紅葉が進んでいく様子や終わっていく様子を、日々の中で細かに感じ取ることができます。

写真④
冬には雪がしんしんと降り積もり、なんだか心が落ち着きます。たくさん雪が降った朝には、朝日に照らされた雪が一面に反射して、まるで銀色の世界になります。そして何より、大町・白馬にはたくさんのウィンタースポーツスポットがあり、スキーやスノーボードに気軽に出かけられるのも魅力です。私も毎年スキー場へ行っています。

写真⑤
四季折々の魅力が詰まった「美麻」。そんな美麻のよさを発信する手段のひとつとして、私たち美麻小中学校の9年生は「古民家ツアー」を企画しています。このツアーでは、実際に古民家に住んでいる方を訪問し、家を見学したり、生の声をお聞きしたりします。
古民家やDIYに興味のある方、「美麻」のことをもっと知りたい方、自然が好きな方など、ぜひ多くの方に来ていただきたいです。
皆さんお待ちしております!

チラシ表
