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信大・東大・大町市共同研究「大町わがまち案内人」

Vol.5 大町の映画文化とレトロ喫茶巡り

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開催日:1月18日(土)10:00~12:00

参加人数:7名

【案内人】中村 直人さん

生まれも育ちも商店街の中村さん。

大町にかつてあった映画館の跡地や歴史ある喫茶店をご案内いただきました。

 


集合場所は、おなじみの.BASE OMACHI。

まずは中村さんから大町で撮影された映画やドラマ、CMの話を聞きました。

有名な映画やドラマ、見たことがあるCMも実は大町がロケ地ということをお話いただき、参加者もビックリ!

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 レクチャーを受けた後、.BASE OMACHIを出発し、飲み屋街である日の出町へ。

1990年まであった映画館、大町演芸館跡を目指します。日の出町の通りをテクテク歩いていくと、、

「これが大町演芸館だったところだよ!」と中村さんが指差された場所は馴染みの居酒屋が入っている建物。

「え!ここが?」

でもよく見ると、映画館時代に使われていた扉や掲示板が残り、繁華街にある映画館として愛されていた雰囲気を感じることができました。

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つづいては、大町演芸館跡の近くにある喫茶ならへ。

喫茶ならのマスターは俳優の千葉真一さんが創設したアクション俳優団体の元アクターだそうです。

指一本での腕立て伏せも参加者に披露してくれました!さすが元アクション俳優!!

マスターからは、大町市にお忍びで来ていた芸能人の話やここには書けないディープなお話をしていただきました。

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マスターから見せていただいた大町演芸館があった当時の日の出町。

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喫茶ならを出発し、続いては大町劇場跡へ。

大町劇場は2005年まであった映画館で、現在跡地は更地になっています。

劇場跡前の通りを歩いてみると、レトロな元散髪屋や元銭湯などが残っています

偶然、近所にお住まいの方から昔の様子をお聞きすることができ、過去の賑わいを窺い知ることもできました。

 

 

最後に、駅前にある喫茶かじかへ。

扉を開けるとアットホームで昔懐かしい空間が広がっていました。

注文も常連さんが聞いてくれます。

コーヒーや手作りあんみつを食べながら、昔の様子をお聞きしました。

実は、喫茶かじかのある建物は昔登山客に伝書鳩を貸し出すテナントが入っていたそうです。

今は携帯があるけれども、当時何かあった場合に緊急連絡する手段が、鳩だったんですね。

山岳都市ならではですね〜。

 

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ノスタルジーな雰囲気に浸りながら、今回のまち歩きは終了となりました。

歩くとより分かる大町の奥深さを知ることができました。

 

 

さて、次回は1月26日(日)に「大町で生活も仕事もDIY!マイライフ探しのお手伝いします!」と題して、

大町市に移住された屋田翔太さんにまち案内をしていただく予定です。

過去のまち歩きはこちら→ Vol.1  Vol.2 Vol.3  Vol.4

信大・東大・大町市共同研究「大町わがまち案内人」

Vol.3 まちの成り立ちと水の関わりを探る

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開催日:12月13日(金)10:00~13:00

参加人数:9名

【案内人】鈴木 幸佳さん(NPO法人ぐるったネットワーク大町事務局長)

まちなかに張り巡らされた水路を辿りながら、まちの裏通りをご案内。

鎌倉時代まで遡る仁科氏の都市計画を探ります。

 


いつものように.BASE OMACHIをスタート。今日も天気に恵まれました。

今回は市内の方だけでなく、安曇野市や松本市の方にもご参加いただきました。

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まちの裏通りを通りながら、まちなかに張り巡らされた水路を巡ります。

大町に住んでいてもなかなか通らない路地ばかりで新鮮でした。

まちなかには、今の建築基準では考えられない、水路をまたいで建つ家が多く見られます。(写真左)

右の写真は、分かりにくいですが、水路が通る場所が少し盛り上がっています。

飲料水として使われていた水路なので、綺麗な水を流すため、一番高くしていたと考えられています。

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大町でもっとも古い酒蔵である市野屋には商店街の古い写真が並んでいます。

本通りの真ん中を水路が流れていた頃の写真もありました。

その頃は今のいーずら大町特産館前の交差点のところに滝があったそうです。

                        ↓ここを水が流れていました。

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まちなかにはいくつもの水路が複雑に流れています。

下の写真は、なんと写真左側の水路は手前から奥へ、

右側の水路は奥から手前へ水が流れています。

隣り合っていても水の流れが逆なのです。

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さらに、所々に水路が交わっているところがあります。

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ちょっと見にくいですが、グレーチング蓋の中はこんな感じになっています。

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そんな複雑な水路を辿りながら、覗きながら北上し若一王子神社を目指します。

途中、藤長菓子舗で「紅玉りんご」をいただきました。

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そして目的地の若一王子神社に到着。

北アルプス、鹿島川からの水をまちに分配する要の位置として、

この場所にまちの繁栄を願って若一王子神社が祀られました。

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大町はまだまだ奥が深いですね。

次回は1月18日(土)に大町の映画館跡地、レトロ喫茶巡りを予定しています。

過去のまち歩きはこちら→ Vol.1  Vol.2

信大・東大・大町市共同研究「大町わがまち案内人」

Vol.2 甘味とまち歩き、時々お酒

 

開催日:11月16日(土)11:00~13:00

参加人数:6名

【案内人】小松 令子さん(仁科町住人・元大町市観光協会専務理事)

大町のまちなかには、明治時代創業のお店など、お菓子屋さんが多いのです。

大町のおいしいお水を使ったお菓子屋さん巡りや地ビールなどを味見するおいしいまち歩き!

 


本日は商店街のイベントもあり、賑やかなまちなかを歩きながら

最初に向かったのは「喜久龍」。

明治37年に池田町に創業し、2代目が昭和25年に支店として「御菓子司 喜久龍」を開店しました。

昔から愛されている和菓子をはじめ、若者向けの生どらも。

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喜久龍を出て、商店街を北上しながら「いーずら大町特産館」へ。

お店の前で”女清水”を入手し、店内に入ります。商店街の東側は居谷里が水源の”女清水”です。

いーずら特産館には地酒やお菓子など、大町の地場産品が勢ぞろい。

三蔵の地酒を試飲させてもらいました。

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 次に向かったのは大町のお菓子屋の発祥とされる「立田屋(りゅうだや)」。

なんと明治3年の創業です。いーずら特産館の南にある立田屋(屋号マルキ)はのれん分けだそうです。

創業時は和菓子屋でしたが、時代の流れに伴い洋菓子に。素材にこだわったお菓子が並んでいます。

おすすめは、県下でも数件しか扱っていない生クリームを使ったプレミアムショートケーキ。

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続いては「わちがい」へ。

北アルプスの湧き水”男清水”を入れてから店内へ。

こちらでこれまでのお店のお菓子をいただきます。

わちがい”男清水ゼリー”(左) 中に赤く見えるのは「レッドパール」という品種のりんごジャムです。

立田屋”ドーナツ”(右上)←こちらは今回のえびす講と2月のあめ市の時に店頭で実演販売されています。

喜久龍”唐芋団子”’(右下) さつまいもともち米を一緒につき、粒あんを包み、きな粉をまぶしたお団子。

男清水、女清水の飲み比べも。味が違うのでみなさんも試してみてください。

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最後は今年7月にオープンした「北アルプスブルワリー」に。

大町のおいしい水で醸造したビール楽しめます。

醸造所見学と試飲をさせていただきました。

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今回はとてもおいしいまち歩きでした。

大町市街地にはおいしいものがたくさんあります。

まちなかをゆっくり歩きながらの食べ歩きもたまにはいいかもしれませんね。

 

==お問い合わせ===========================

大町市役所まちづくり交流課定住促進係

TEL :0261−21−1210(直通)

MAIL:

 ====================================

企画:信濃大町まち守舎 

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信大・東大・大町市共同研究「大町わがまち案内人」

Vol.1 町屋と塩の道を巡って

 

開催日:11月15日(金)10:00~12:00

参加人数:8名

【案内人】渡邉 充子さん(株式会社創舎わちがい代表取締役)

大町市内に残された「町屋造り」の建造物・・・。塩の道「千国街道」の宿駅として栄えた

大町の建物を巡ります。

 


天気は快晴。絶好のまち歩き日和となりました。

スタートは今月プレオープンした「.BASE OMACHI」。

空き家の学校の教室としても利用させていただいてます。

ここは貸しスペースとして、どなたでも、様々な用途で使用できます。

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まず最初に訪れたのは、古くから塩問屋や醸造業を営み、

塩の流通を担った旧平林家の建物「塩の道ちょうじや」。

母屋は明治23年に建てられました。前年の明治22年に八日町で大火があったことから、

火事になりにくいよう、天井を高くしたり、土壁を用いたりと工夫がなされています。

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奥には江戸~明治の頃に建てられた蔵が。(文庫蔵、漬物蔵、塩蔵)

そのうち塩蔵には大変貴重な、保管した塩からにじみ出る「にがり」を溜める

「にがりだめ」の仕組みが当時のまま残っています。

 これらの母屋と3蔵は国の有形文化財に登録されました。

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商店街を歩きながら次に向かったのは「市野屋商店」。

慶応元年(1865年)創業と伝えられる老舗の酒蔵。

屋内の一般公開はされていませんが、外からは「なまこ壁」や「うだつ」など、

町屋造りの美しさが見られます。

北側には坪庭も。庭は古くからパワースポットとされており、

庭には長寿を表す”松”やお金持ちになると言われる”もちの木”が植えられています。

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そして向かい側、豪商であった伊藤家の母屋と麻倉へ。

母屋の庵寓舎は現在改装中。これから活用の仕方を考えていきます。

麻倉は旧美麻村で昔から広く栽培されていた麻を貯蔵していた明治時代中期の倉。

現在はアーティストのギャラリーや活動拠点として活用されています。

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そして最後は「わちがい」へ。

代々、大庄屋を務めた「栗林家」の居宅。「わちがい」とは栗林家の屋号です。

現在はレストランとして、明治時代からの造りをそのまま残しています。

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信州大学の先生方の調査によると、大町市街地には国の文化財に登録できる建物が

約70もあるそうです。

大町をゆっくり歩いてみると、普段は見えないところにも歴史が隠れています。

そのまま残していくもの、新しくして活用していくものを共存させながら、

大町市の歴史的価値を受け継いでいくことが大切だと感じたまち歩きでした。

 

==お問い合わせ===========================

大町市役所まちづくり交流課定住促進係

TEL :0261−21−1210(直通)

MAIL:

 ====================================

企画:信濃大町まち守舎 

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 【無事終了しました】

たくさんのご参加ありがとうございました。

 

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今回は首都圏、大阪方面から6組14名の方にご参加いただきました。

夜は雨となりましたが、BBQ交流会やホタルクルーズもでき、ほぼ行程通りのツアーとなりました。

初めての試みもあり、不手際な部分もあったかと思いますが、参加者の皆様、協力いただいた地元の皆様のおかげで無事終了いたしました。

今後も様々なセミナーやツアーを実施していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 

今後の予定はこちら → イベントスケジュール.pdf

 

 

 

 


 

移住者の視点で立案された移住体験ツアー、

「やっぱり、この自然を楽しんで暮らしたい!」そんな体験ツアーです。


大町市でのリアルな生活の様子を見学するツアー。

今回は、北アルプス山麓をフィールドの「夏を楽しむ暮らし・遊び」を体験するツアー

まずは、現地に来ていただき、当地での生活をご覧いただくことが、移住への第一歩です。

定住促進アドバイザーのリレー・エッセイ、第26回目は、前川浩一さんがコミュニティ・スクールへの取り組みを語ります。

定住促進アドバイザーのリレー・エッセイ、第25回目は、八木真紀子さんが暮らし改善の実験について語ります。

定住促進アドバイザーのリレー・エッセイ、第24回目は、今年度からアドバイザーに加わった塙慎一さんのりんご農家の暮らしです。

定住促進アドバイザーのリレー・エッセイ、第23回目は、今年度からアドバイザーに加わった小田純司さんが移住一年目の生活を語ります。

定住促進アドバイザーのリレー・エッセイ、第22回目は、竹花聡さんが乗り物について書きます。