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第103回 “教育”が近くなるまち、大町。小学校閉校後 どうなる?大町の小学校再編

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大町市立北小学校

大町市に移住してきて2026年1月で9年目に突入しました。長女が小学4年生の3学期に移住して、現在次女が小学5年生。大町の学校がどんどん変わってきていると肌で感じています。縁もゆかりもない大町に移住してきたから、長女と同じクラスのお母さんから小学校で読み聞かせボランティアサークルに誘われたとき、ママ友が欲しいという理由ですぐに参加しました。大町市は様々なボランティアが学校で活動し支援を行い、たくさんの地域の方に支えられているのが特徴です。

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読み聞かせサークル

読み聞かせのボランティアを続けて5年くらいしたころに、学校運営協議会の委員を校長先生から依頼されました。学校運営協議会というのは教育委員会、先生、地域の人や保護者など様々な立場の人が学校の運営について、評価したり意見を言える場として設置されています。委員の任期が3年と長いのですが、普段の学校について保護者目線で思うことを言えるとても貴重な場で、学校って敷居が高い所だと思っていたけれど、大町に来てからぐっと学校や先生が近くなりました。学校が近くなるとそれまで知らなかった先生たちの日々の努力や苦労も見えてきて、娘から聞く学校での出来事の受け止め方も変わり、親として学校に関わる事の大切さを感じています。

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北小カフェ・お茶を飲みながらお話します
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北小カフェ・様々な年代の人が参加

そして先生たちと近くなるということで、とてもユニークな取り組みなのが「北小カフェ」です。毎月一度、地域の人なら誰でも参加でき、カフェのようにお茶を飲みながら、今の学校について語り合う場が大町北小学校で5年くらい前から行われています。ここで生まれた企画や、先生からの援助の要望等のお声掛けもあり、できる人ができるところでどんどん学校支援を行っています。そして、カフェでは保護者同士だけではなく、地域の方ともどんどん繋がれるのも移住して知り合いの少なかった私にとっては嬉しい場所です。

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アート週間・校舎に子供たちがメッセージを①

長女の頃よりも次女の時にはぐっと学校が近くなり、先生方にも親子共々顔と名前を覚えて頂き、学校の居心地や雰囲気も物凄くよくなってきていて、このままこの雰囲気が続いて欲しい所ではありますが、残念ながら大町も日本全体と同様に少子化で来年3月に市内の東西南北4校が、北部と南部の2校に再編となります。

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アート週間・校舎に子供たちがメッセージを②

なぜ、統合ではなく再編なのか。これまでも大町の小学校は幾度と合併統合など行われてきたのですが、母校が合併吸収されてなくなるというネガティブなものではなく、全て新校になるという前向きな変更、それで再編という言葉が使われています。

この再編にあたっては3年前から教育委員会で学校再編準備委員会が設置され、各学校にも再編中核教諭や保護者で再編委員なども選ばれて、それぞれの立場で準備を着々と進めてきています。私も学校再編準備委員となり、校名・校章の選定方法の決め方の様なシンプルなものから、保護者としては一番気になる通学方法についても委員になったことで、直接教育委員会に意見が言える場に参加することができました。学校では児童同士がオンラインや直接交流会をおこなったり、保護者PTA役員も再編合同会議を重ねるなど、4月開校に間に合うように様々な協議が行われています。数年前に中学校再編により2校が1校になった大町中学校と、新しい北部小・南部小は小中一貫でアクティブラーニング、協働の学び、対話式授業を積極的に進めて行くようです。対話式授業は授業参観で最初見た時、これが授業なのか?と驚きがありましたが、一方的に先生の話を聞くのではなく、子供たちのやり取りの中から教室を飛び出して課外授業に行く先生などもおり、様々な経験ができるというのも大町で教育を受けられて良かったと思っています。

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北小縁日・小麦スワッグづくり①
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アート週間・校舎がキャンバスに

次女の通う大町北小学校では閉校イベントが盛りだくさんな一年でした。運動会のバルーンリリース、夜の学校を探検する夜の学校や花火打ち上げ、地域の人が先生となってクラフトづくりをした北小縁日、北小の窓や壁にペイントするありがとうアート週間など、楽しいイベントがありました。北小縁日では私も講師として1講座担当させてもらい、子供たちに自家栽培小麦で作るスワッグづくりも行い、農作物に触れてもらう機会となりました。

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北小縁日・小麦スワッグづくり②
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アート週間・地域の人からのメッセージ

今年は学校行事が多くてとても忙しかったけれど、もうすぐ閉校してしまうと思うと、とても寂しい気持ちになります。小中高と全部で8校通った経験のある私には普通、皆さんがもっている母校と呼べるものがなく、通ってきた学校に思い入れがない私としては、大町北小学校は2人の娘が通って関りが一番長い学校となり、大変思い出深い小学校となりました。

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最後の運動会でのバルーンリリース

次女は新しい北部小学校で最初の卒業生となります。新しい小学校に在席するのは1年だけですが、新しい学校で新しい出会いと作り上げる楽しみが待っています。

どんどん地域に関わりたい人にはその場が広がっている大町市です。新しくなる大町の小学校に乞うご期待♪

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閉校お話し会


小田美恵(大町市定住促進アドバイザー)


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    移住定住協力店にもなっており、相談が可能です。